効率化技術への関心が高まる中、米国の家庭用ヒートポンプの売上高が初めてガス炉を上回る：IEA

Sep 10, 2023

IEAは、エネルギー効率への世界的な投資は2023年に過去最高水準の6,240億ドルに達すると予想されているが、「資本コストの上昇により成長は鈍化している」としている。

報告書によると、2022年の世界のエネルギー効率化への投資は約6000億ドルだった。

「主要な効率化技術の売上が急増している」と報告書は述べている。 ヒートポンプの売上は昨年、世界で 10% 以上増加し、ヨーロッパではほぼ 40% 増加しました。 今年第1四半期には世界で230万台のEVが販売され、前年同期比で25％増加した。

ＩＥＡのファティ・ビロル事務局長は声明で「エネルギー効率化に強い勢いが見られる」と述べた。 「私たちは今、さらにギアを上げて、この 10 年代の終わりまでにエネルギー効率の進歩を 2 倍にする必要があります。」

ヒートポンプ報告書と新しい市場データによると、住宅暖房用ヒートポンプの売上高は引き続き大幅に増加し、2022年には世界全体で10％以上増加することが示されています。

IEAによると、一次エネルギー原単位の改善率は2022年に2.2％に上昇し、過去5年間の平均の2倍、過去2年間の4倍となった。 スマートエネルギー制御および建物エネルギー管理システムの売上高は昨年増加したが、「2030年のIEAネットゼロ目標には依然として遠い」。

世界全体のエネルギー原単位の改善率を2％から4％以上に倍増すれば、2030年までに世界のエネルギー関連の二酸化炭素排出量はほぼ11ギガトン削減されると報告書は結論づけている。

シュナイダーエレクトリックのジャンパスカル・トリコワール会長は、「材料はすべて揃っている。足りないのは時間だ」と語った。 「エネルギーの消費方法を最適化することは、気候とエネルギーの危機に取り組む上での優先事項です。」

昨年、シュナイダーエレクトリックは、分散型エネルギーリソースの最適化と統合に注力する企業、オートグリッドを買収しました。